コロナ禍のもと、塾員たちは今…(4) 増田碧さん、航空業界に就職して

第4回目は、コロナ禍のもと挑戦し続ける若手塾員のレポートをお届けします。

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 皆さまこんにちは。2019年法学部政治学科卒業の増田碧です。

 現在、私は日本の航空会社に勤務して3年目を迎えました。

 空港の無い栃木県で生まれ育った私がなぜ、航空業界を目指したのか。経緯や現在についてお伝えしたいと思います。

 地元の高校に入学した時は、航空業界で仕事をするなんて考えてもいませんでした。地元栃木で働くのだろうなぁとぼんやりと思っていたような気がします。しかし、高校2年生の時にフランス留学という転機が訪れます。1年間海外で過ごした私は、国際的な仕事がしたい!と強く思うようになり、航空業界を目指しました。

 入社し、現場を知るための初期配属は、成田空港のグランドスタッフでした。配属が決まった際、「あの可愛い制服を着て、仕事ができる!」と、とてもワクワクしたのを覚えています。ちなみに、昨年新制服になったのをご存知でしょうか?

 入社当初、成田空港は毎日大盛況で、2万歩以上走り回っている日々でした。お客さまの笑顔が何よりも嬉しく、お客さまのニーズに合わせたサービスをあれこれ考え提供することにやりがいを感じていました。

 航空業界は、ご存知の通り新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けています。そんな中、新しい部署で私が担当しているのは「オンライントリップ」事業です。旅行をご自宅からも気軽に楽しんでもらえるよう、現地の特産品をお届けし、オンラインで国内各地を中継しています。画面越しではありますが、お客さまの笑顔が久しぶりに見られてとても嬉しいです。もともと、コロナが流行する前からVR(仮想現実)やxR(拡張現実)とコラボして始動した企画ですが、上手くコロナの状況にマッチしこのような形で運営する運びとなりました。

 コロナと共生していかなくてはならない社会となり、飛行機に乗る機会が減ってしまったとしても、航空業界に勤務する者としてお客さまと繋がれるサービスを日々考え、企画していきたいと思います。

 皆さまに私たちのサービスをご利用していただける日が一刻も早く来ることを心待ちにしております。


写真について・・・第2の母国(笑)フランスでの写真です。

燃えてしまったノートルダム寺院で親友との1枚です。(本人提供)

1コメント

  • 1000 / 1000

  • Y.O

    2021.07.05 13:38

    たまたま増田さんの記事を見付け、不躾ながらコメントをさせていただきました。 私は増田さんが小学4年生の頃、たった一年間ではありますが関わらせていただいた者です。 充実した日々を送っていらっしゃるようで、安心いたしました。 今後のより一層のご活躍を、陰ながらお祈りしております。(Y.O)